木の香る商店街、勝山「檜舞台・ウッドストリート」を歩く。文豪・谷崎潤一郎が愛した街の風景

文豪を味わう街角。勝山・新町商店街の酒屋に残る、谷崎潤一郎「疎開生活」の記憶
真庭市勝山町のJR勝山駅から下車、徒歩数分の場所にこのような木の柱や庇で飾られた商店街があります。
ここは「新町商店街 檜舞台・ウッドストリート」です。
林業や木材産業が盛んな勝山らしさを表現したのがこの商店街です。

このようにまるでかつての商店街のアーケード街を、木材で再現したかのような風景が広がります。
ただし空を覆う部分は無く、開放的で明るい空間が広がります。
全国的にシャッター街化が進む商店街ですが、こちらでは営業しているお店も多く、年に何度かのイベントも開催されて非常に元気です。

暖簾の街並みで観光地としても人気の勝山。
その動線上にある商店街の活性化にも一役買っているのでしょう。衣料品店や飲食店が立ち並びます。
そして私のように木の街並みを楽しむ人々も。商店街のお店は地元の方向けの日用品が主となっていますが、こういう仕組みがあると外から来た人も訪れ、お店にある商品を手に取ってみたりと、いい循環が出来ているようです。
また周辺に大きな商業施設がない事も一因として考えられます。何かを買う選択肢として商店街のお店が、選ばれる事も多いのでしょう。大きな商業施設は便利ですが、こういう街並みの活気とという点では良し悪しな部分もありますね。
商店街としては昔ながらの各お店が駐車場を有さないスタイルですが、勝山駅前の観光用の駐車場が利用できるので困る事はありません。

ところでこの商店街の中にある酒屋・旦商店は文豪の谷崎潤一郎が疎開していた先として知られています。
当時は小野旅館という旅館で、戦時中という事もあり開店休業状態だったので谷崎潤一郎を受け入れる事が出来たのだとか。
お店では谷崎潤一郎を記念したお酒を扱っています。
残念ながら私はお酒はからきしなので購入することは出来ませんでしたが、好きな人はぜひ文豪を味わってみて下さい。
このように歩いているだけでも楽しい商店街です。
観光地のすぐそばにあるという特異性もありますが、この木による取り組みは非常にユニークです。
全国の衰退に悩む商店街の参考になる部分も少なからずあると思います。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。












