【倉敷】天城に眠る巨石の聖域|「山上大権現」の静寂と修験の残り香

住宅地の裏に潜む「石の社」|藤戸町天城・山上大権現
藤戸町天城の住宅地から少し山裾の辺りに入ると、山上大権現というスポットがあります。
周辺の住宅地の様子から一変した、とても神聖なエリアです。
木の鳥居をくぐると次のような風景が見えてきます。

参道?を進んでいくと、建物が見えてきます。
昔ながらの神社の建物っぽい趣ですが、これは社殿ではありません。
休憩所のような建物が作られています。

なんだか抜群に雰囲気の良い建物です。
昔の茶屋などにありそうな感じです。参拝者の為の施設なのでしょうが、正直それほどお参りする人が多い場所とは思えません。ここで地元の人が集まって、交流の場所となっていたのかもしれません。
ちょうど歩き疲れていた頃なので、ここでスマートフォンを開いて神社についての詳細を調べてみました。
ただ個人単位で訪問した記録はいくつか見られましたが、詳細な情報はネット上では得られませんでした。
前置きが長くなったので、本丸を紹介していきましょう。

これが山上大権現です。岩の部分がご神体になります。
全て天然の岩で作られている…というよりも、恐らく天然の岩の配置がまるでお社のように見えるという事から、神格化されて祀られるようになったのではないでしょうか。
張り出した屋根のような岩、そしてその下の祭壇のように段になった岩。これを神社としてかつての人々の信仰心が今も宿っています。
個人的には上側の岩の形状から古墳を思い浮かべたのですが、ざっと調べた限りではそれらしい記録は残されていません。
もしかすると神格化されている為に、調査が行われず判明していない…という事もあるかもしれません。
先にも書きましたが、余りお参りの人が訪れているような気配はありません。
供えられている榊も造花の物です。
役小角の像も祀られているので、かつてはこの辺りが修験道の修行後になっていたのでしょう。
この周辺だと連島の方にもそういう場所がありました。熊野神社もありますし、盛んだった土地柄なのでしょう。
という事で今回の訪問記はここまで。
短いなと思うかもしれませんが、実際のところ写真で紹介した物しかないスポットです。
岩の迫力は見事ですが、これだけを目的地に訪れるのは、ちょっと物足りないかもしれません。
それと祭壇の部分に上がっていくためには岩に上がる必要があります。大仰な装備は必要のない場所ですが、ズボンとスニーカーくらいはきちんとしておかない危険です。
訪問の際はケガをしないように気を付けて。
この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます
岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。













