矢掛町の蓮華寺にお参りしてきました。
少し前に西川面にある宇山古墳群を散策した際に、一部の古墳が蓮華寺の辺りにあるという標識を見ていました。
しかし私が巡っていた1~3号辺りの古墳群とは少し距離があるようで、その時はたどり着けずにいました。
という事で今回は改めての訪問です。
こちらが山門です。
山の中腹に位置する寺院ですが、なかなか立派な山門とお堂があります。
ちなみにこの日は川面小学校の辺りから山道を通ってきました。
地図上で見るとそこが最短ルートに見えたのですが、どうにも道が見つかりません。
農作業をしている人に聞いて、ようやく道が分かりました。
ここです。
川面小学校の西側を通る道の途中から上がっていけます。
現地で見ると墓地に入っていく道のように見えるのですが、これが山を上がる方向に伸びて行って蓮華寺にたどり着けます。
今回はこの道で行きましたが、寺の南側まで回れば車でも行ける事も教えてもらいました。
実際、大きめの墓地を持っていてその墓参りの為の車道がきちんと作られていました。
そんな苦難を経て辿り着いた蓮華寺です。
未確認の情報ですが、廃寺の予定があるような話を聞いていたのでその前には…という思いもありました。
辿り着いてみると廃寺とは無縁そうな立派な御寺です。
ただ宗教関係については日本人の無宗教化の影響もあり、どこも苦しい状況にあります。
私自身、県内各地を散策していますが、ここ10年程で廃寺院、廃神社に辿り着く頻度はとても増えています。
閑話休題。
境内はとても広く、庭園も綺麗に管理されています。
これだけ整えるのは大変だと思います。もしかすると庭師の檀家さんがおられたりするのかもしれませんね。
この日はどなたとも会う事はありませんでした。
こちらは敷地内にある建物です。
法要などはお堂で行うでしょうから、こちらは行事や法要後の食事やらでしょうか。
蓮華寺の宗派は曹洞宗、禅宗の一つなので、もしかするとここで禅体験が出来るようになっているのかもしれません。
空気の入れ替えの為か窓が開けてあったので、中の様子を少し取らせて頂きました。
ちょっとレトロな感じの家具などもあって面白かったです。
どなたもおられなかったので、廃寺の事に関しては何も聞けませんでした。周囲に人家が少なく、寺院として続けていくのは苦しい立地だと思います。しかしこれだけの規模の寺院が廃されるというのも、正直驚きです。難しい時代になってきましたね。