私の行きつけの喫茶店である倉敷市のYES。
今はオシャレなお店になりましたが、以前は非常にレトロな喫茶店でした。
そしてこのお店の売りの一つが、創業時から50年近くも書き続けられている落書きノートです。
私が最初にお店を訪問したのも、このノートの存在を知ったからでした。今日は久しぶりにYESの落書きノートを読んでいこうと思います。
今日の注文はシフォンケーキ。
私が初めて訪問した際に注文したのも同じメニューです。このケーキが美味しくて、私は足しげく児島にお腹を空かせて通う事になりました。
ケーキのバリエーションはたまに増える事がありますが、シフォンケーキだけは常にレギュラーです。
さて早速ノートを見て行きましょう。
今日は1970年代のノートです。私が生まれる以前の人々の青春が詰まっています。
これは実名付きの愛の告白です。名前の部分は隠しています。
今の感覚では店に置いてあるノートに実名を書くなんて…!となりそうですが、携帯電話普及以前のノートでは意外と普通に見られます。
コミュニケーションの役割を果たしていたのでしょうね。
少し話が外れますが、YESのマスターがかつての喫茶店人気について「何もない時代だったからね」と話してくれたことがあります。
今のように娯楽が豊富なわけではありませんし、友人と喫茶店で喋ろうかとか、喫茶店に音楽でも聴きに行こうか…とか。現代のランチメニューが中心になっているような喫茶店(カフェ?)とは、立ち位置が異なったのですね。
閑話休題。
実はこの書き込みには返信があったりします。
撃沈(笑)
変身の方はひらがなで下の名前だけだったのでそのまま掲載します。
君を思ってる男、きつい冗談ですね。
…いやぁ、何十年も前の出来事だけど、くじけるなよ!
ではもう一つ。
たけとらさんです。
初期のYESノートに多くの作品を残す画家です。落書きノートに書くのは惜しいほどの作品が多く見られます。
ノートは何冊も読みましたが、現在の様子が最も気になる登場人物の一人です。もしかしてプロの画家やイラストレーターになっていたりして…?
たけとらさん、記事を読んでいたらぜひ近況をお知らせくださいね。
という事で今回は以上です。
また機会があれば紹介したいと思いますが、気になるなーと思った人はぜひ実際のお店に行ってみて下さい。お店の人も凄く感じがよくて、お勧めの喫茶店ですよ。