岡山県北部に新庄村という村があります。
観光では春のがいせん桜がとくに有名で、開花の時期にはおぞましいほどの渋滞が生じます。
さて、そんな新庄村のキャッチフレーズの一つに「日本で最も美しい村」というものがあります。
随分と大きなキャッチフレーズです。その名がふさわしいかどうか見てやろうじゃないかと、バイクを転がしてはるばる新庄村までやってきました。
ガチでした。。。
閑話休題。
この日本で最も美しい村というのは「日本で最も美しい村連合」が認定しているものです。新庄村だけが認定されているわけではなく、日本各地に日本で最も美しい村が存在します。
なので群馬県の昭和村では「東京から一番近い『日本で最も美しい村』」というフレーズを用いていたりします。
この取り組みはフランスで行われている同様の活動を日本に持ち込んだものです。
よくある「日本の〇〇、百選」とは異なり、5年ごとに再審査が行われます。この時に連合の基準を満たせない場合は資格がはく奪される場合もあるのだとか。
厳しいようにも思いますが、「日本の〇〇、百選」などは時代が経つにつれて状況が変わっていくのに対応できていないケースもあります。
先日このブログで紹介した「森の巨人 百選」に選ばれている高梁市の臥牛山のアベマキは既に枯死しています。他にも同様のケースが複数あるものの、百選はそのままという状況です。
名ばかりになってしまう事を防ぐ為に、審査を行うというのは、日本で最も美しい村という言葉にとても大切な事だと思います。