ずっと前から気になっていた岡山市の城下の辺りにある「喫茶 一(はじめ)」に言ってきました。
岡山城へ向かう交差点にあるので店自体はずっと見ていました。しかし交差点のあたりから入り口が見えないために、どのようなお店なのか分からず立ち寄らないまま十数年の月日が…。
このままでは行かないままに終わりそうだと一念発起、今回はここでお昼を食べることにしました。
ちなみに後でお店の人とお話をしたところ、「うちのお客さんは最初は必ずそう言うんだよね」と、自らのお店の入りづらさ?を認めるような事をおっしゃられていました。
店内はこのような感じです。
THE昭和の喫茶店といった様子で、凄くいい感じです。
時間は1時を少し過ぎたくらい。12時台に覗いたら人が多かったので少しずらしてきましたが、この時間帯で一気に客が捌けるのがオフィス街の喫茶店らしいですね。
オフィス街の喫茶店といえば漫画。
このお店にも漫画がたくさんありました。代紋TAKE2がたくさん。喫茶店では定番の作品ですね。サラリーマンにウケが良いのでしょうか。
その隣には島耕作シリーズが。ところでこのシリーズはまだ続いているのかと調べてみたところ、課長以降も順調に出世を続けて社長、会長、相談役まで歴任。現在は別の会社の社外取締役を務める「社外取締役 島耕作」が連載中なのだとか。すげー。
閑話休題。
メニューは洋食系とうどんが充実しています。
この日は寒かったのでとんかつ定食を頼んでみました。
どーん。
こえだけ食べて900円! 喫茶店はやっぱりコスパがいい。
味はあっさりと食べやすいです。これならガッツリ食べた後の午後の仕事も胸のむかつきに悩まされること無く頑張れそうです。
あっさりと言っても味はしっかりしていて、率直に言って美味いです。
海外のお客さんが多い為でしょうか。お店のメニューにも英語表記がなされています。
お店が混んでいなかった事もあり、食後はお店の方とおしゃべりをしました。
味については「みんな褒めてくれるけど、隠し味とか特別な調味料は使ってないよ」との事。
とんかつの食べ易さから、企業戦士たちの午後の仕事を考えた味付けなのかと思いましたが、基本的には「自分で食べてみて、美味しいって思うようにしているだけ」で、「お店を始めてから変えたことがない」そう。
他のお客さんもいなかったこともあり、20分ほどおしゃべりして凄く楽しかったです。
さすが市街地、良いお店がしっかりと生き残っていますね。