6月の梅雨の中休みで晴れた日に、高梁市の道源寺にお参りしてきました。
高梁市にはよく来ていますが、このお寺への参拝は初めてです。
鉄筋コンクリートの新しそうな感じの本堂です。
この寺には備中松山藩の熊田 恰の墓がある事が知られています。
熊田 恰は鳥羽・伏見の戦いで大阪におり、藩兵を率いて玉島の港にまで戻ってきました。
しかし既に備中松山藩は朝敵とみなされており、港では岡山藩に包囲されました。
そこで熊田 恰は戦を避けるため、部下の助命を条件に切腹して果てました。
玉島での戦を回避した功績から「玉島の恩人」としても著名です。
さてこの寺の境内には変わったものがあります。
なんと大きな白い象が!
これはかつてお祭りの際に山車のようにして用いられていた象を再現したものだそうです。
白い象は釈迦の生母が六牙の白象の夢を見た後に釈迦を懐妊したという伝説があり、それにまつわるものなのでしょう。