岡山市南区小串を散策していると、こんな風景に出くわしました。
懐かしの!
木の電柱ではないですか。
今でもたまに見かける事は有る物の、使用されていなかったり、非常に小さな物だったりというケースが多いです。
こちらは非常に立派な大きさで、更に現役のようです。
ちょっと検索してみた所、木の電柱は既に生産はされていないようです。
昭和30年代ごろからコンクリートの電柱が増えてきており、昭和の内には既に現在のようにコンクリートが主流に取って代わっています。
日産農林工業の岩崎克己さんが1977年に発表した「防腐木柱の現状と問題点」によると昭和51年の段階で木柱の生産量はコンクリートの1/3にまで落ち込んでいるようです。
製造の廃止年月日は調べられませんでしたが、そんな事をするまでもなく、この木の電柱が多くの年月を過ごしてきたことは伝わってきます。
小串の昔ながらの街並みと相まって、とても良い感じでした。