倉敷と坂出有人3島結ぶバス維持 瀬戸大橋線 4月から琴参バス運行(https://news.yahoo.co.jp/articles/0a23009dce91d3ab6363c4a00138a3ba9c6f6e28)
下津井電鉄が運行していた倉敷と坂出の有人島を結ぶ瀬戸大橋を通るバス路線で続報です。
2021年3月末で路線を廃止する下津井電鉄を引き継いで、香川県丸亀市の琴参バスが4月から運航を続けることになりました。
下津井電鉄の瀬戸大橋線は、観光需要と生活路線を兼ねて運行されていた路線です。
しかし開始当初より利用客は低調で、近年は乗客がいない事もあるような状況が続いていたそうです。
2020年10月から1日6便を半減の3便へ、そして2021年3月末で路線を廃止する事を発表していました。
これを受けて香川から与島までを運行している琴参バスが与島以外の有人島をサポートする事になっていましたが、瀬戸大橋の岡山県側である倉敷市への交通手段は断たれる事になっていました。
しかし国や岡山、香川両県、倉敷、坂出両市の補助金を受けて、児島駅までの運行を行う事が決まりました。
バスの停留所などは下津井電鉄を引き継ぐので、概ね運行するバス会社が変わるだけという最小限の影響に留まりそうです。
個人的には補助金が出せるなら、下津井電鉄で継続という形は無理だったのか?という気もしますが…。
>収益面でリスクもあるが、公共交通の維持を優先して決めた(琴参バス)
琴参バスとしても、補助金があれば余裕だぜ!という事で路線の継続を引き受けた訳ではないようです。
自分の県の離島の事だから…という男気のようなものなのかも知れませんね。
私の出身地の玉野市にも直島、豊島という「岡山の方が近い島」の方々が、日常生活の買い物や、仕事、通学などで訪れます。
生活の中で起こりうるトラブルや緊急事態を考えれば、県にこだわらず近い場所に行ける方が良いのは間違いありません。
島で暮らす人々の足が途切れずに済んだ事は琴参バスにも拍手ですし、これまで厳しい収益の中でも運行を続けてきた下津井電鉄にも、やはり拍手を送りたいなと思いました。