6月8日-日本人26人が聖人に列せられる 岡山県出身者も含まれていた
6月8日-今日は何の日?
今日は1862年に日本人26人がローマ教皇・ピウス9世より聖人に列せられた日です。
この26人は大阪と京都で捕縛されたフランシスコ会員とキリスト教徒で、2月に長崎県で処刑されました。
豊臣秀吉によるキリスト教迫害の出来事ですが、きっかけになったのはスペインの帆船・サン=フェリペ号が日本へ漂着した事です。
この時に乗組員がスペインが広大な領土を有するようになった理由として、キリスト教の布教を通してその土地の人間とつながりを持ち、最終的に兵力で征服してきた…といった話をしたと伝えられています。
これを聞いた豊臣秀吉は、キリスト教の禁教を徹底すると共に前述の26名の処刑を決めたのです。
岡山出身のディエゴ喜斉も処刑された
26人の聖人の中には、岡山県出身者も含まれています。
それが26人の中で最年長だったディエゴ喜斎です。
大阪の商家に奉公に出て、そのまま商人として独立しました。
そしてイエズス会の活動に参加するようになりました。
処刑後はその遺体は聖遺物として扱われ、遺族の元へ返還されませんでした。
またキリスト教の禁教という問題もあり、地元の岡山市北区芳賀では巨岩信仰の対象であった亀岩をディエゴ喜斎の墓の代わりとして祀りました。
1958年にはその場所へ正式な墓石も作られています。
また2001年には岡山カトリック教会が新築した聖堂をディエゴ喜斎に捧げる物として、”聖ディエゴ喜斎記念聖堂”と名付けています。
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