6月29日-岡山空襲の日 岡山市の市街地が空襲に遭った
6月29日-今日は何の日?
今日は1945年に岡山市の市街地に対して、大規模な空襲が行われた日です。
現在のNTTクレドビルの辺りを中心に、大量の焼夷弾が落とされました。
空襲から2年後の調査による死者数は1,737人であると伝えられています。(2,000人超とする説もあり)
攻撃した側であるアメリカによる調査では、岡山市街地の破壊面積は63%とされています。
空襲の警報が鳴らないまま、深夜二時頃に始まった空襲に人々は逃げ惑いました。
なぜ、岡山市が狙われた?
岡山市はどうしてこのタイミングで大規模な空襲を受けたのでしょう?
当時の岡山市は都市としては余り大きくなく、空襲が行われた周辺に軍事的に重要な施設や工場があるわけでもありません。
これには空襲を行った米軍の強いメッセージが込められていたと考えられています。
当時の日本は本土決戦となった沖縄の敗戦も濃厚で、首都である東京も度重なる空襲に疲弊していました。
しかしそれでも日本は降伏しようとしませんでした。
そこでアメリカ軍は岡山市のような規模の都市をターゲットにしたのです。
抵抗をするなら、岡山市のような都市でも攻撃するし、それでもまだ諦めないならもっと小さな都市も攻撃する。
ただ『岡山市』を物理的に攻撃するのではなく、精神的な攻撃によって日本から抵抗する気力を奪おうとしたのです。
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