4月22日－治安維持法が公布される　　女性で初めて検挙されたのは岡山県出身者

今日は1925年に治安維持法が公布された日です。
治安維持法は皇室や私有財産制を否定する運動を取り締まる為の法律です。

共産主義の運動を抑制する事を目的としていましたが、徐々に拡張されていきました。
疑わしい段階から取り締まる事が出来るようになり、天皇制ファシズムを支える為の法律となりました。

日本の敗戦後も存続していましたが、1945年10月にGHQの要求により廃止されました。

この法律で最初に検挙されたのは植民地の朝鮮共産党でした。
そして女性として最初に検挙されたのは岡山県出身の久津見房子です。
岡山市・弓之町に生まれ育ちました。

1928年の共産党員の全国的な検挙事件である三・一五事件の際に治安維持法を適用されました。
1933年まで札幌刑務所で服役しましたが、その後も活動を続けており、後にソ連が日本でスパイ活動を行ったゾルゲ事件に協力した為、再び逮捕されて和歌山刑務所で服役しました。

そんな激動の人生を送った久津見房子ですが、晩年は自身の活動や服役の為に母らしい事が出来なかった事を悔いて、孫の面倒をよく見て静かに過ごしたそうです。

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