3月31日-大阪市電が廃止 岡山には玉野市電があった
3月31日-今日は何の日?
今日は1969年の大阪市電が廃止された日です。
開業は1903年で、日本初の市電です。
電車の開業の為に大阪の町では橋や道路の整備が進んだそうです。
戦時中に大きな被害を受けながらも、庶民の足としていち早く復旧して活躍しました。
しかしモータリゼーションの到来で、市電が渋滞の原因とみなされるようになりました。
1960年に発生した10時間にも及ぶ交通マヒをきっかけに、徐々に路線は廃止されていきました。
そして1969年に全線廃止となりました。
岡山には玉野市電があった
岡山県で市電と言えば、玉野市に玉野市営電気鉄道がありました。
始発駅はJR宇野駅のホームのすぐそばにある同名の宇野駅で、二つの宇野駅が並んで建っている状態でした。
開業は1953年で、当初は民間企業の備南電気鉄道の路線でした。
戦時中に作られた三井造船(現・三井E&Sホールディングス)への専用線を使用していたので、市街地を通らず宇野~玉間(後に奥玉地区まで延長)を結んでいました。
その為、経営は芳しくない状態が続き、廃線までに黒字になる事はありませんでした。
尚、市電とは言うものの1964年には気動車へ変更されています。
開業時の車両は気動車への移行の際に琴平電気鉄道へ譲渡されています。
その最後まで残っていた一両の現役引退を機に、終着駅だった玉遊園地前駅の近くへ引き取って保存・展示しています。
関連URL:玉野市電跡を歩く(岡山の街角から)
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