3月26日-鐵幹忌 岡山と与謝野夫妻のお話し
3月26日-今日は何の日?
今日は鐵幹忌、詩人・与謝野鉄幹の1935年の忌日です。
妻の与謝野晶子と共に夫婦での詩人として著名ですが、実は与謝野晶子は三番目の妻でした。
与謝野鉄幹は国語教師として関わった女生徒2名と結婚していたのです。
二番目の妻である林 滝野との間には長男がおり、雑誌・明星は彼女と共に創刊されました。
与謝野晶子との関係の始まりと、林 滝野との結婚生活には重複期間がある”不倫”でした。
その後、正式に離婚が成立して与謝野晶子と再婚したのです。
与謝野夫妻と岡山
与謝野鉄幹といえば、夫婦で岡山を訪れた事があります。
その際に備中松山城について次のような歌を残しています。
松山の渓を埋むるあさ霧にわが立つ城の四方しろくなる
そして妻の与謝野晶子は次の歌を詠みました。
瀬戸の海伯耆に霧の分れ去りあらはになりぬ傷ましき城
傷ましき城と詠まれたのは、当時の備中松山城は放置された状態で実際に傷んでいた為です。
明治時代の廃城令で備中松山城も撤去されるはずでしたが、実務を執り行っていた御根小屋(現在の高梁高校の場所にあった)を取り壊し、実際の城は放置されたまま荒れるに任せた状態だったのです。
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