2月5日‐長崎26聖人殉教の日 岡山で日本26聖人と言えば?

2月5日‐長崎26聖人殉教の日 岡山で日本26聖人と言えば?
2月5日‐今日は何の日?

今日は長崎26聖人殉教の日です。
1597年に豊臣秀吉の命により、26人のカトリック信者が長崎で磔の刑に処されました。

日本人の最高権力者によるキリスト教信者の処罰はこれが最初です。
処刑後に26人は聖人とされ、日本二十六聖人や長崎二十六聖人と呼ばれています。

豊臣秀吉はキリスト教の日本での普及は快く思っておらず、既に1587年にはバテレン追放令を出していました。
しかし南蛮貿易などの兼ね合いもあり、厳しく取り締まることはしていませんでした。

後にスペインのサン・フェリペ号が日本へ漂流してきた際に、船員がスペインは宣教師を世界各地に派遣し、宣教と共にその土地の征服を進めているといった旨の発言をしました。
豊臣秀吉がキリスト教信者の処罰を決めたのは、この発言がきっかけだったと考えられています。

岡山で日本二十六聖人と言えば?

日本二十六聖人の中に、岡山県出身の人物がいます。
それがディエゴ喜斎です。

生まれは岡山市北区芳賀で、俗名は市川喜佐衛門です。
商農の家に生まれ育ち、後に大阪の商家へ奉公に出ました。
そして大阪でイエズス会の活動に熱を入れるようになり、捕縛されるに至りました。
既に60代になっており、26人の中では最年長でした。

死後、ディエゴ喜斎を含む26人の遺体は聖遺物としてバラバラにされて、各地の教会で保管されるようになりました。
その為に遺族に遺体が戻されることはありませんでした。
しかし故郷の芳賀ではずっとディエゴ喜斎の供養が行われており、墓も整備されています。




紹介

岡山県の地名の由来、郷土史を扱うWEBサイト・岡山の街角からを運営しています。 このブログでは今日は何の日?をお題に、岡山県の話題をご紹介しています。

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