12月31日-下津井電鉄線が運行を終了 翌日、全廃
12月31日-今日は何の日?
今日は1990年に下津井電鉄線が運行を終了した日です。
下津井電鉄線は1913年に開業しました。
1910年に宇高連絡船の運航が開始しており、四国への玄関口としての機能するようになりました。
この影響で下津井 – 丸亀間航路の利用者が激減しており、それを補う目的で茶屋町-下津井間で開業しました。
この内、茶屋町-児島間はバスの影響で乗客が減少した為に1972年に廃止されました。
残された児島-下津井間も決して業績が良い訳ではありませんでしたが、前述の航路への連絡の為に残されていました。
しかし瀬戸大橋の開通で状況が変わります。
当時の下津井電鉄はバスの黒字で鉄道の赤字を補いながら電車の路線を保持するような状況でした。
瀬戸大橋開通に伴い開業した児島駅の影響で下津井電鉄のバス路線の客が減少しており、鉄道の保持が難しくなってきていました。
橋を作る為に整備された道路で、バスに代替する事も可能だったことから、下津井電鉄線は1990年いっぱいで運行を終了、1991年1月1日に廃止されました。
路線の現在
下津井電鉄線の線路跡は、1972年に廃止された茶屋町-児島間、1991年に廃止された児島-下津井間のどちらも倉敷市に譲渡されています。
そしてどちらも歩行者・自転車道路として整備されています。
特に児島-下津井間は”風の道“として整備されており、サイクリングコースとして人気を集めています。
終点の下津井駅跡には現在も当時の車両が残されており、公園として整備されています。
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