11月28日-妹尾兼康の忌日 地名の由来にもなった武将
11月28日-今日は何の日?
今日は平安時代末期に活躍した武将・妹尾兼康の1183年の忌日です。
出生には不明な点が多く、一節には平 忠盛の邸宅で生まれたとも言われています。
実際、生涯の早い時期から平氏に仕えており、平 清盛の腹心として働いていました。
敵対する源氏の源 義仲もその武勇を高く評価しており、倶利伽羅峠の戦いにおいて平氏が敗北を喫した時は捕虜として命までは取られませんでした。
彼はチャンスを伺って監視役を殺害し、自領である妹尾荘周辺で兵を募って反旗を翻しました。
それが福隆寺縄手の戦いと呼ばれる戦ですが、即席で集めた兵では歯が立たず敗戦を喫します。
一旦は逃げ出しますが、逃げ遅れていた実子の宗康を救う為に引き返して戦死しました。
妹尾の地名の由来?
妹尾兼康は前述の通り妹尾荘、現在の妹尾地域周辺を自領としていました。
土地の開発にも熱心で、現在でも使用されている備中湛井十二ヶ郷用水という用水を引いた事でも著名です。
人々がこの事に感謝して、妹尾の名を地名としたとも言われています。
ちなみに妹尾の地名には別の説もあります。
妹尾の辺りまでが海岸だったので、瀬の尾(=端っこ)という意味から、妹尾という地名になったという説です。
妹尾兼康の名前から妹尾になったのか、自領の名前から妹尾姓を名乗ったのか…。真実は神のみぞ知るといったところでしょうか。
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