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お化け煙突

おばけ煙突

おばけ煙突 概要

無くなった理由:商業施設建設のため
所在地:玉野市宇野1丁目
完成:1919年
撤去:2015年6月

おばけ煙突とは


 かつて宇高国道フェリーが宇高航路を運行している頃、フェリーが岡山へ向かっていると、遠くからでもよく目立つ巨大な煙突がありました。

 おばけ煙突の愛称で親しまれていた煙突です。

 玉野市の市街地に位置し、ランドマークのように親しまれていました。
 昔の玉野市を舞台に描かれるマンガ『ののちゃん』にも登場している事から、古くから広く知られていたことが判ります。

煙突の本来の目的


 お化け煙突は高さ66mの巨大な煙突でした。
 これは一体何に用いられていたのでしょう?

 おばけ煙突を覚えている人の多くは、既に稼働していない状態の煙突しか見たことはないはずです。

 おばけ煙突が建てられた本来の目的は、火力発電の為です。
 東児島電気という会社が作った宇野第二発電所という施設で利用されていたもので、1919年に建造されました。
 各地に電気の事業を起こした事で電気王とも呼ばれた才賀藤吉が作った会社です。

煙突の終焉


 戦時中には既に火力発電の施設は稼動しておらず、発電所の施設は早い時期に撤去されたそうです。
 しかし煙突は2015年まで残されていました。

 晩年には観光マップに掲載されるなどしていましたが、煙突の建つ土地に商業施設が出来る事が決まった為、2015年6月に完全に取り壊されました

 その少し前には隣接する宇高国道フェリーも操業を休止しており、一つの時代の終焉を告げるような出来事でした。



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関連リンク


写真:おばけ煙突
写真撮影:岡山の街角から


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