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岡山二番街
岡山二番街 概要
無くなった理由:自然消滅
所在地:岡山市北区駅前町1-1-1
営業期間:1977年~1980年代初頭
現在の様子:成通岡山ビル
幻の岡山二番街
岡山駅周辺は地下街がとても発達しています。
ちょっとした買い物であれば、地上に出ることなく終えてしまえる程です。
その地下街の名前は岡山一番街、そしてペスカ岡山です。
ペスカ岡山は元々岡山地下三番街だったのが2010年に行われたリニューアルに伴い、名称を変更したものです。
市民の多くに親しみ深いのは番街、そして少し上の世代で三番街でしょう。
しかしその間にある数字の『二』をがないのを不思議に思った方もいるのではないでしょうか。
実は二番街が存在していましたが、早い時期に消滅してしまったのです。
今回は幻の岡山二番街について紹介していきます。
旧・岡山会館ビルにあった二番街
一番街と旧・三番街はどちらも地下街ですが、岡山二番街は当時の名称では岡山会館ビル、現在はビックカメラなどが入居している『成通岡山ビル』の2階にありました。
1961年にビルが誕生した当時は、市街地はおろか県外の周辺地域を含めても随一と言えるほどの規模の商業ビルでした。
そして、このビルの2階で婦人服を販売していたのが二番街です。
三番街は岡山二番街より少し先に岡山駅地下商店街の呼称で営業を開始していましたが、後に岡山会館ビルと地下街を接続するようになった事から、1977年に一番街、二番街に倣って岡山地下三番街へと改称しました。
二番街の終幕
岡山会館ビルの最盛期は天満屋が『岡山会館店』を構えるなど、市街地の商業の中心となる施設でした。
しかし周辺に商業施設の出典が続き、徐々に衰退していきました。
1980年代の始め頃に天満屋が岡山会館店を撤退した辺りから低迷期になっており、その頃から徐々に二番街の名称も使用されなくなったようです。
岡山一番街の名称が使用されるようになったのが1974年。
それに伴って二番街の名称が使用されるようになったので、二番街が存在したのは10年に届かない程度の期間だったのでしょう。