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国鉄・南勝線(未成線)
南勝線 概要
存在しない理由:計画中止
計画概要:中国勝山駅〜山守駅間
路線距離(43.1km)
建物:無し(起工式までで終了)
幻の南勝線計画
かつて国鉄に岡山県と鳥取県を結ぶ南勝線という路線を作る計画がありました。
真庭市勝山の中国勝山駅から、鳥取県倉吉市の山守駅までを結ぶ計画で、実際に起工式が行われています。
山守駅からは倉吉線で倉吉駅まで結ぶ筈でしたが、1974年の起工式以降に計画が進む事はありませんでした。
接続する倉吉線が自動車の普及の影響で苦戦を強いられていた事が原因です。
更に1981年には特定地方交通線第一次廃止対象路線となった為、南勝線については用地の確保さえも行われる事はありませんでした。
1985年に倉吉線が廃線になり、南勝線の計画は完全に消滅しました。これにより起工式まで行われて、そのまま終息してしまうという珍しい事例となりました。
名前の由来
路線名の南勝線は他の多くの路線で見られる通り、その路線が結ぶ(筈だった)地名に由来しています。
南は倉吉市の関金町にあった地名に由来します。(計画当時は東伯郡関金町、2005年の合併で倉吉市へ編入合併)
関金町の前身の一つに南谷村という自治体があり、南の文字はそこから採られています。
勝は真庭市勝山の地名に由来しています。(計画当時は真庭郡勝山町、2005年に周辺の町村と合併で真庭市を発足)
南谷と勝山を結ぶ事から、南勝線だったのです。