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再利用は…? 備前シーサイドプラザ

備前シーサイドプラザ

営業期間
1978~1997年
無くなった理由
廃業
所在地
岡山ブルーライン
(瀬戸内市邑久町虫明)

備前シーサイドプラザとは


 岡山ブルーラインで瀬戸内市と備前市を結ぶ片上大橋。
 海が一望できる事から景勝地として人気ですが、1998年までそのすぐ近くに備前シーサイドプラザというドライブインがありました。

 廃業後も建物はそのまま残されています。
 道路沿いにはかつての看板も経ったままですが、経年劣化で既に施設名などは読めない状態になっています。



 備前という名前から備前市の施設と思っている人もいるでしょうが、住所は瀬戸内市邑久町虫明です。ほぼ2市の境界に位置する事から、備前市の市議会で再利用について議題に挙がったこともあります。 

施設の過去、そしてこれから


 備前シーサイドプラザの開業は1978年です。
 ブルーラインがブルーハイウェイの名称で全線開通したのが1977年で、国土地理院の航空写真を確認すると、この施設の場所もそれに合わせて造成されている様子が残されています。

備前シーサイドプラザ
(1976年時点の備前シーサイドプラザ周辺、写真提供・国土地理院)
 
 廃業は1998年です。
 高速道路の整備が進み、ドライブインの需要が減少していた時期です。しかしブルーラインに限ってに考えると一本松展望台が道の駅として開業した影響が大きかったのではないでしょうか。
 施設も後発の利で充実していますし、流れの速い岡山ブルーラインにおいて施設から出るのに信号機があるのは、ドライブインのメインターゲットであるトラックにとって使いやすいポイントです。
 実際、現在も残る黒井山と一本松を比べると、やはり一本松の方が車の量が多いように見えます。

 廃業後、施設は貸物件になっていましたが、再利用されないまま現在に至ります。
 前述の通り2011年に備前市の市議会でこの建物の再利用が議題に挙げられていますが、施設が瀬戸内市にある事や私有地であることなどから、結局その後の展開は無かったようです。
 既に建物は古く、放置されている間にもいたずらが行われるなどして傷みが目立ちます。再利用となると建物を取り壊して、新たな施設を作る事になるのでしょう。



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写真:備前シーサイドプラザ
写真提供:Googleマップ

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