旧遷喬尋常小学校
詳細
■ 所在地:真庭市鍋屋17-1
■ カメラ:E-300
■ 営業時間:9:00~18:00
(※定休日:水曜日)
昔ながらの校舎
映画のワンシーンのような、時間の流れを忘れさせるような風景。
真庭市で見てきた遷喬小学校の旧校舎は、まさにそんな風景でした。
1907年に完成した校舎は1990年まで現役で使用された後、新校舎へとバトンタッチしました。
旧校舎は真庭市の文化交流の拠点である『久世エスパスランド』の施設として一般公開されています。
建物の中は、学校の頃のまま残されています。
中に入ると、とても懐かしい風景が広がります。
同級生が廊下の向こうから走ってきて、その後ろから怖い事で有名な先生が大声を上げて制止する。すると、びっくりした同級生が窓からヒョイと顔を出す…。
いつか通ってきた日常がフラッシュバックするようです。
教室
私事ですが、私自身が通っていた小学校もとても古い建物でした。
この建物よりは幾分か新しい時代の建物だったと思いますが、いつもワックスで磨かれた板張りの床は、来賓の方々を驚かせていました。
別の小学校から転校して来た初日の事は今でも覚えています。
スリッパがツルツルと滑る感覚が楽しくて仕方ありませんでした。
今はその建物は全て撤去されてしまいました。
この風景は、まるで戻ってきたような感覚になります。
随分と前に失われた、自分たちの校舎に。
ただいま!を言いたい町並み
こういうWEBサイトを運営していると誤解されやすいのですが、個人的には古い建物を積極的に保存していくべきだという考えは余りありません。
だけど、こうして残されている風景を見ると、やはり羨ましいです。
きっとお父さんやお母さんは自慢げに「この教室で勉強したんだ」と、話すのでしょう。
その思い出を共有できる事が、とても羨ましいです。
なんとなく、この校舎が残されている事を、嬉しく思いました。
この校舎の中には懐かしい時代の空気が、そのまま閉じ込めてあるようです。
机や椅子も、そして上の写真にあるようなエアコンの機械まで。
昭和を舞台とした映画のロケ地としてもよく利用されています。
この校舎は、やがて日本人の多くの人にとっての心の故郷となっていくのかもしれません。
好き
机の落書きなんて、そういえばしたなぁ。
僕も学校が大好きだったよ。
宿題や勉強は退屈だったけど、それ以上に友達がいて、みんなで遊んで。
楽しい思い出が蘇りました。