後楽園の陰陽石・大立石
詳細
■ 所在地:岡山市北区後楽園(後楽園内)
■ 見学:後楽園の営業時間による
(※時期によって幻想庭園などの延長営業もありますが、石の見学は日中がお勧めです)
■ 駐車場:有料
岡山後楽園と陰陽石
岡山後楽園には幾つかの陰陽石と呼ばれる石があります。
陰陽石とは男女の性器に似た形の石です。
男性器が陽石、女性器が陰石となる対の石を指しますが、中には一つで陰と陽を表現する石もあります。
陰陽石には子授けのご利益があると考えられています。
岡山後楽園に複数の陰陽石が置かれているのも、藩主に子供が授かり、家が永く続いていく事を願っての事です。
江戸時代には跡継ぎがいない状態で藩主が亡くなると、家がお取り潰しになってしまう危険がありました。
実際に岡山では小早川家が無嗣断絶となりました。
▶関連リンク:呪い殺された城主?
判り易い物の他に指摘されないと見落としてしまうような物もあり、その数は判然としませんが8~10個程度あるようです。
大立石
岡山後楽園の陰陽石の中でも最も大きいのが上の写真にある大立石です。
運ぶには大きすぎる為に90個以上に割った状態で運び込み、園内で再び組み直したものです。
石に細かく入っている切れ目はその為です。
この大立石は一つで陰と陽を表現するタイプの石です。
どの部分が男女を表現しているのかは、実際に園内で四方から見学して頂くのが判り易いかと思います。