北木島の猫岩
詳細
所在地:笠岡市・北木島の東端(楠港周辺)
営業時間:常に開放されていますが、照明類は無いので明るくないと見えません
見学方法:海側のみ見学可
関連リンク:笠岡市観光協会による紹介ページ
笠岡市の猫岩
笠岡市の北木島の東端の海岸に猫岩と呼ばれる岩があります。
倉敷には象の形をした象岩が知られていますが、北木島の猫岩は岩が猫の形をしているわけではありません。
岩の側面に猫の顔のような模様が浮かび上がっている事に由来します。
その形だけなら、象岩にも負けないほどのリアルさです。
猫岩の猫の顔がある面は海側なので陸地から見る事は出来ません。
海上タクシーで近くまで見に行ってもらうか、旅客船が近くを通るので、その際に見るしかありません。(※フェリーでは見学できません)
猫岩のいわれ
猫岩は海の侵食によって作られましたが、他に源平合戦に関連する伝説も伝えられています。
周辺はかつて源平合戦の舞台になりました。
その戦の際、猫を連れていた武将がいました。
彼は残念ながら戦死してしまいますが、猫は海に落ちて北木島まで泳ぎ着いたそうです。
そして猫岩はその猫が浮かび上がったと伝えられています。
ところでなぜ武将は戦の場に猫を連れてきていたのでしょうか。
片時も猫から離れたくない猫派だったのか…というとわけではありません。
三毛猫を船に乗せると、船が難破せずに無事に航行できるという言い伝えがあった為、猫を連れて戦に出ていたのです。