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男はつらいよ 第32作『口笛を吹く寅次郎』

あらすじ


「ふらふらと秋の風に吹かれて歩いてるうちにゃ、いずれ柴又へ着くでしょう」

 博の父親の墓参りに訪れた寅さん。
 すれ違ったお寺の娘に一目ぼれをしてしまいます。
 東京に戻って出会った女性と、幸せな家庭を持つ事を考えるのでした…。

 第8作でも登場していましたが、博の実家があるのは岡山県高梁市です。
 前回は東京に戻ってからでしたが、今回はメインの舞台となります。

備中国分寺


 オープニングで、ピクニックを楽しんでいる様子が描かれています。
 実はここは物語の舞台となる高梁市ではなく、総社市にある備中国分寺です。

備中国分寺

 作中で総社が出てくるのはオープニングのみなので、墓参りの前後で立ち寄ったという設定なのでしょうか。

備中高梁駅


 備中高梁駅は博の実家に行く際の最寄り駅です。

 前回(8作目)に引き続き、今回も再登場しました。
 残念ながら映画に登場した駅舎は現存しません。
 新駅舎が完成した為に撤去されてしまいました。

松蓮寺薬師院(高梁市上谷町4102)


 博の父親の墓所があるのは高梁市の薬師院です。

松蓮寺

 諏訪家の菩提寺の設定ですが、今回はお寺が変わっています。
 前回は同市内の寿覚院でした。
 
 亡くなった博の父親は、前作で寅次郎に家庭を持つ幸せを説いた方で、それがきっかけで寅次郎恋歌の物語が進んでいきました。
 寅さんは墓前で葬儀に出れなかった事を詫び、近況の報告をしました。

 そしてこのお寺の娘さんと出会い、一目ぼれをしました。
 宿泊した場所でもあり、作品の中心となる場所です

白神食料品店(高梁市鍛冶町14)


白神商店

 住職の息子、一道が思いを寄せる女性の家として登場します。
 博の母の葬儀で高梁を訪れた『寅次郎恋歌』でもお酒を購入しに来たお店です。

 冒頭では電話代を借りているシーンもあります。

判子屋(高梁市鍛冶町)


 二日酔いで潰れていた住職の変わりに法事に出かけた先です。
 法事の際の立派な念仏は、本物のご住職(当時)のものだそうです。

 一流の話術で親族を大笑いさせたこのお店は、白神食料品店の近くにありましたが、現在は無くなったそうです。



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