いざ行かん、魎呼の祠
今回訪れたのは、吉備路の中心的な場所である備中国分寺周辺です。この周辺は吉備王国の文化の中心となる場所だったと考えられており、造山古墳と作山古墳もこの近辺ですし、桃太郎伝説の起源とも言われる温羅伝説に関連する鬼ノ城や矢喰神社 といった伝承が数多く残る地域です。
その為、周辺地域一帯は『吉備路』と名づけられ、歴史や文化を楽しむ為の観光地となっています。
写真は備中国分寺にある五重の塔です。
サイクリング用の道も整備されていたり、広場が整備されていたりと、観光客のみならず地元の方々の憩いの場所にもなっています。
…が、今回目指すのはそんな風流なものではなくて、お墓です。
ここにあるのは魎呼が閉じ込められていた祠の内部のモデルになった場所です。
魎呼の聖地?こうもり塚古墳
(こうもり塚古墳)
今回の目的地は『こうもり塚古墳』です。
写真中央の小さな丘が古墳です。
先述の通り、この周辺には日本でも有数の規模を誇る造山古墳と作山古墳があります。
これは当時の吉備王国が日本の中でも相当な力を持っていた事を今に伝えているとされています。
こうもり塚古墳も時代が異なるので規模では劣るものの、大規模な古墳が作られなくなった6世紀後半に作られたものなので、この古墳もかなりの権力者が埋葬されているのではないかと考えられています。
※こうもり塚古墳に関しては歴史的建造物のカテゴリーで紹介しているので、詳細はそちらを参考にしてください。
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写真撮影:岡山の街角から
上:『備中国分寺・五重塔』提
下:『こうもり塚古墳』
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