魎呼の祠
魎呼が封印されていた祠は実在する史跡がモデルになっています。
原作では遙照との戦いに敗れた後、柾木神社の奥の祠に封印されました。
好奇心で天地が中に入り、封印を説いてしまったのが物語の始まりです。
天地は子供の頃にこの周辺で遊んでおり、その頃にはアストラル体(幽体離脱?)のみ祠の外へ出れるようになっていたので、祠の周りで遊んでいた天地の幼少期を知っていたという設定でした。
鬼の差し上げ岩とは
モデルとなったのは、総社市にある『鬼の差し上げ岩』という奇岩です。
岡山には桃太郎伝説の元となったとも言われる温羅(うら)伝説ががありますが、その中の一つに数えられます。
温羅(=鬼)が岩屋を作るために、巨大な岩を差し上げて作ったとされています。
アニメにのままの非常に巨大な岩で、独特の色合いを持っています。
一応、中に入ることが出来るほか、小さな祠も祀られています。
相違点
アニメとの相違点としては、まず所在地が異なります。
祠は神社の奥にある設定ですが、作品の舞台である浅口市金光町からはかなりの距離があります。
内部へ入ることは可能ですが、アニメのような広い空間はありません。
重なり合った岩の隙間に入り込む程度です。
差し上げ岩は外観のみがモデルとなっており、祠の内部のモデルになっているのは、総社市にあるこうもり塚古墳です。
差し上げ岩に向かう途中に竹やぶの道があるのですが、アニメで祠へ向かう天地が通った道もこの道と酷似しているので、おそらくここがモデルなのでしょう。