もう一つの獄門島
獄門島の舞台として先に六島を紹介しています。
しかし候補地として、真鍋島が挙げられる事もあります。
しかし真鍋島は作品中で獄門島の位置を示すのに既に登場しています。
金田一耕助によると、島の場所は真鍋島の次の島なのです。
この順番から選ばれたのが、先述の六島です。
しかし真鍋島は島の設定に深く関与しているのです。
獄門島と真鍋島
著者の横溝正史が岡山県へ疎開していた頃、田舎の風習や伝説などを教えた人物がいます。
それが作品中にも登場する『Kさん』こと、加藤 一です。
加藤 一は仕事で真鍋島に赴任していた時期があります。
獄門島の設定など細かい部分は彼から聞いた話を参考にしているそうです。
その為に島の雰囲気などは真鍋島が獄門島と合致する部分が多いのです。
ちなみに、真鍋島は獄門島の映像化の際に、ロケ地にもなっています。
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関連リンク
写真:真鍋島
写真提供:岡山県