金田一耕助が歩いた橋
金田一耕助が最初に登場した作品、本陣殺人事件。
作品の舞台は作者の横溝正史が疎開していた倉敷市真備地域周辺です。
冒頭では事細かに清音駅(作品中では清-駅)を降りてから、事件現場である岡田村(作品中では岡-村、現在の倉敷市真備町岡田地区))へと向かうまでの経路が記されています。
途中で高梁川(作品中では高-川)を渡る際に通ったのが、川辺橋です。
現在は交通事情の変化によって、新しい橋が架けられていますが、歩行者/自転車専用の橋として、昔の橋も残されています。
それが上の写真にある橋です。(写真右側は新橋)
横溝正史と倉敷
著者の横溝正史さんは戦時中に、倉敷市真備町に疎開していました。
本陣殺人事件はその周辺を舞台としている小説で、時の流れと共に多少の変化はあるものの、今でも作品中で描かれている風景の名残が見られます。
金田一耕助が歩いたルートを中心に、ミステリー遊歩道も整備されているので、興味がある方は金田一耕助と同じ道を歩いてみてはいかがでしょう。
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