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『金田一耕助の衣装』

金田一耕助の衣装


 横溝正史さんが疎開し、金田一耕助を生み出した地である倉敷市真備町では『1000人の金田一耕助』として、金田一耕助のコスプレをした人々で横溝正史さんやその作品に縁の地を訪ね歩くというイベントを行っています。
 そういえば金田一耕助の服装ってどんなのだっけ?と思い、調べてみました。

着物
 金田一耕助といえば着物!
 色はねずみ色っぽいのが定番かなと思いましたが、茶色っぽいイメージもあったりして…。
 生地はセルという描写が散見されます。ドラゴンボールに出てくる人造人間を生地に練りこんでいるんですね。
 …じゃなくて、ウールのことです。
 着物の下には袴です。
 色は紺です。色合いは着物と同系色か、少し濃い色が多いようです。
 真備町にある看板では濃紺が採用されていたので写真の袴を選んでしてみました。

 ちなみに状態は『よれよれ』です。
足袋
 着物に袴と続いたので、当然足は足袋です。
 愛用の品は白色ですが、大抵は汚れてねずみ色になっています。
 コスプレする人は頑張って汚しましょう。
 …もしくは灰色の足袋も売ってます。

二重回し
 着物の上から羽織っているコートのようなものが二重回しです。トンビコートインパネスコートとも呼ばれます。
 名探偵つながりだと、シャーロック・ホームズのイラストでも定番の品物ですね。
 そこそこお値段の張るものですし、お洒落ですね。ただし襟元が擦り切れていたり、古い品物の模様です。

帽子
 金田一耕助といえばチューリップハットびイメージが強いですが、原作では着用していません
 本当に愛用していたのはお釜帽と呼ばれる帽子です。詩人の中原中也さんが被っている帽子です。
 他にもソフト帽やパナマ帽も着用しているので、あの形がお気に入りなのでしょう。
 チューリップ帽を定着させたのは石坂浩二さんの映像作品です。


 以上の品々であなたも金田一耕助!?
 きっと探せばあなたのイメージに近い金田一耕助をもっともっと作っていくことが出来ると思います。


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