TOPコラム>倉敷にチボリ公園があった頃-6

チボリタワー

倉敷チボリ公園内の建物

 チボリ公園には様々な建造物がありました。
 デンマークを意識した建物や、おとぎの国からそのまま持ち出してきたような建物に心躍らせた人も多かったのではないでしょうか。

 第6回となる今回は、チボリ公園の中にあった建造物を紹介していきます。

目次
チボリタワー ・アンデルセンホール ・オールドコペンハーゲン ・バックアレー
サンゲオ号、アンデルセン広場 ・ウォーターミル、人魚の島 ・プレーネン広場

チボリタワー

チボリタワー
 上の写真にある建物がチボリ公園のシンボルタワー・『チボリタワー』です。
 チボリ公園の入り口の真正面側に見える建物で、正にシンボルだった建物です。
 外観はデンマークに実在するフレデリスクボー城ローゼンボー城をイメージして作られています。(どちらも現存するお城です)

 中は『トアン』という、神秘的な雰囲気を持つお土産屋さんがあるのと、デンマークについて色々な事を勉強できる施設がありました。
 チボリ公園はおとぎの国の雰囲気を楽しむエンターテイメントとしてのテーマパークの一面と、同時に中世のデンマークの人々の暮らしを体験できる学習型のテーマパークのような一面もありましたが、チボリタワーは、正にそれを体現したような施設でした。
 結婚式場としても活用されていました。

 またここに設置されているポストへ投函すると、オリジナルのスタンプを押した状態で郵送されると言う特典がついていました。
 建物正面にある噴水は『チボリの』という名称です。

(写真提供:岡山県)

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アンデルセンホール

アンデルセンホール


 チボリ公園の中で最も大きな建物がアンデルセンホールで、ヨーロッパというより中東のデザインでした。
 これは倉敷チボリ公園内に中東風の建物を建てようとしたわけではなく本家のチボリ公園にあった建物を再現しているのだそうです。

 手前に広がる湖は『チボリ湖』という名称で、その湖を見渡せるようにベンチなどが設置されたピロティが広がっていました。
 チボリ湖は人工湖ですが、増水した際には園内を流れる倉敷用水が流れ込むため、様々な生き物が棲む豊かな湖でした。

 名前にアンデルセンとあるように、建物の1階部にはアンデルセンの作品を人形劇で上演する『アンデルセンシアター』と、アンデルセンの作品を手にとって読むことが出来る『アンデルセン図書館』が設置されていました。
 2階部分はイベントや会議、展示会などに使えるホールでした。

(写真提供:岡山県)

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オールドコペンハーゲン 

オールドコペンハーゲン

 正面入り口から右手に歩くと、園内でお土産を探して散策していると、周辺の景色ががタイムスリップしたかのように、ファンタジーの世界に染まっていきました。

ジャンピング・ゴールデンアップルズ 一帯を19世紀のコペンハーゲンの町並みをテーマに作られた『オールドコペンハーゲン』と名付けられたエリアがありました。
 左の写真にある噴水は、ジャンピング・ゴールデンアップルズといい、コペンハーゲンに実在する噴水をモデルにしたものです。

 来園した事がある方にとっては、お土産屋や飲食店が建ち並んでいたショップ街としての思い出の方が強いのではないでしょうか。
 全体的にヨーロッパ風の園内でも、橋と門で区切られているこの一角には、違った味がありました。
 なんと石畳はベルギーで実際に使用されていたものを運んできたのだそうです。

 岡山の特産品などを扱う『イェンビュおかやま』があったのもこの場所でした。
 岡山県が運営主体だった事を思わせる店舗でしたが、他の雰囲気と比べてちょっと違うんじゃないかとか思った人も多かったのではないでしょうか。
 しかし、チボリガードと呼ばれる園内スタッフの制服を着たテディベア『チボリベア』、実際に現地で焼いているバームクーヘンなどと並んで、ママカリの酢漬けが売られていたのも、今となってはいい思い出です♪



【写真提供】上:『オールドコペンハーゲン』 提供・岡山県
下:『ジャンピング・ゴールデンアップルズ(噴水)』 提供・プランク

バックアレー

バックアレー

 オールドコペンハーゲンと同じようなコンセプトで『バックアレー』というショップ街もありました。
 実はこの一角は、デンマークではなくイギリスの路地裏を再現したものでした。

 しかし残念ながら、入園者数の低迷の影響をいち早く受けてしまい、後期には空き店舗や、カプセルトイ(ガチャガチャ)などが置いてあるだけの店舗が目立つようになってしまい、少し寂しい印象を残していました。

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サンゲオ号、アンデルセン広場

サンゲオ号アンデルセン広場

 サンゲオ号
 チボリ湖には立派な帆船が浮かんでいました。
 それが写真左側のサンゲオ号です。
 用途はアトラクションなどではなく、レストランでした。
 サンゲオ号は本家のチボリ公園にある船上レストランを再現したもので、同じ造船所で造られたもでした。
 桟橋を渡って入店すると言う、なんとも赴きのある店舗でした。

 アンデルセン広場
 そして右側の写真はアンデルセン広場という広場ですが、ここはチボリ公園の園内ではなく、倉敷駅北口の出口からすぐの場所にあります。
 倉敷駅から降り立つと、そこはもう夢の国…というのが、倉敷チボリ公園でした。

 ところでこのアンデルセン広場は、県ではなく倉敷市が公園の風景に合わせて独自に整備したものです。
 なので公園廃止時とは無関係で、現在も余り変わらないまま残されています

 写真の時計台も現役で活躍しており、チボリ公園の名残を今に伝える数少ない建造物です。切り絵の庭にあったアンデルセン像は、今はこの時計台を眺めるような位置へ設置されています。

写真
左:『サンゲオ号』 提供・岡山県
右:『アンデルセン広場』 提供・プランク

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ウォーターミル、人魚の島・アイランドカフェ

ウォーターミルアイランドカフェ

 ウォーターミル
 チボリ湖の辺りは景勝地だった為に、色々な施設がありましたが、先に紹介したサンゲオ号ほど奇抜ではないものの、湖畔の風景を楽しめる場所に『ウォーターミル』という伊藤ハムが出店したレストランがありました。

 アンデルセンホールとは湖を挟んではす向かいくらいの場所にあるので、写真にもあるように、ボートをこぐ人たちが近くを通ることもありました。

 残念ながらここで食事をしたことがないのですが、きっと中から見る風景も綺麗だったことでしょうが、外から見えるこの素朴な感じのある建物も非常に風景とマッチしていました。
 デンマークの農家をデザインのモチーフとしており、写真とは反対側が入り口になっていて、可愛らしい水車が回っていました。
 お土産から飲食まで、様々なお店が出店していましたが、それぞれがチボリ公園のコンセプトに沿った形で運営されていたのは、今思い出しでも壮観でした♪

 人魚の島、アイランドカフェ
人魚姫の像 写真右側の建物はアイランドカフェというフランス料理のレストランです。
 このレストランはアンデルセンホールを挟んで、上記のウォーターミルとは反対側のはす向かいに位置する『人魚の島』という小島の中にありました。
 この島にはコペンハーゲンの人気スポットである人魚姫の像をデザインはそのままに80%のサイズに変更したレプリカがありました。
 
 この人魚姫には伝説があり、この像へ水をかけてあげると、かけた人は幸せになり、それがカップルなら二人は末永く結ばれる…♪といういわれがあり、多くの人がこの像に水をかけていたはずですが、その後いかがでしょうか?

 この像はアンデルセンの像と共に、現在でも倉敷駅周辺に残されています。
 場所はアンデルセン広場の時計台の下にある噴水の中です。
 ちなみに見た目は単なる裸婦像に見えますが、これはモデルの足が美しかったからという、非常に足フェチ感漂う理由で、人魚姫らしい足のヒレはつま先部分のみになっています。

写真提供:プランク
上段左側:『ウォーターミル
上段右側:『アイランドカフェ
下段:『人魚姫の像

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プレーネン広場

プレーネン広場、壁泉

 チボリ公園で行われた様々なイベントで活用された屋外イベントホールが『プレーネン広場』です。(※写真は反対側にあった壁泉、希望の噴水です)
 ミュージカル、吹奏楽など倉敷チボリ公園を賑やかに彩ったイベントが行われていたので、倉敷チボリ公園を訪れた人の中には、この会場で行われるイベントの為に入園した事があるという方もおられるのではないでしょうか。

 倉敷チボリ公園の目玉イベントの一つでもあったクリスマスの巨大ツリーが設置されていたのは、プレーネン広場の真正面でした。

写真:『プレーネン広場壁泉』
写真提供:プランク

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