TOPコラム>岡山空襲を学ぶ11

神社の外観

『戦災跡を歩く2 金刀比羅神社』

残された傷跡

 岡山空襲の戦災の爪あとを今でも見れる場所には、寺社が多くあります。
 石で作られた灯籠等は戦火の中で傷つきながらも、建物のように焼け落ちることなく現在まで残されている為です。

 岡山市の駅前近くにある民家や商店が立ち並ぶ野田屋町にもそんな遺構が残されていました。
 ここは金刀比羅神社と言う小さな神社です。
 空襲の際に建物は焼失してしまい、現在の社殿は再建されたものですが、境内には今でも戦火で傷ついたままの灯籠や狛犬、手水舎が残されています。

写真、左『手水舎』、右『灯籠』(クリックすると大きな写真が開きます)

空襲を感じる場所

 生々しく残されている傷跡を見ていると、まるでこの場所だけ戦時下のまま取り残されたような、不思議な感覚に陥ります。

 慌てふためきながら、避難場所を求めて逃げていく人々―。
 心のよりどころのはずだった神社が傷付き、燃え上がる様子を見て、心中はどれほど不安と恐怖に占められていた事でしょう。

 今、何に怯えることも無く日々を過ごせている幸せを、大切にしないといけないなと感じさせられた場所でした。

<<前の記事  TOPへ戻る  次の記事>>
写真:『金刀比羅神社』
写真撮影:岡山の街角から


目 次



 -戻る-



ページトップに戻る