『内田百閒の愛した岡山』
解説
文豪の内田百間(※正確には百閒)は、現在の岡山市中区出身です。
筆名は岡山市を流れる百間川に由来し、著書の中でも度々岡山に触れているので、郷土愛の強い作家という印象が強いのではないでしょうか。
しかし意外にも、岡山を離れた後に帰郷した事はほぼありませんでした。
これは内田百間自身が故意に帰郷を避けた為です。
自分が過ごした岡山の風景を壊さないよう、思い出にあるままに留めておきたいと願い、変わり行く岡山を見ないようにしていたのです。
内田百間らしい郷土愛のあり方ですね。
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