『化石少年・藤岡一男』
解説
学校の宿題は面倒くさいものです。
しかし一生懸命取り組めば、その後の人生が変わるかもしれません。
高梁市出身の地質学者、藤岡一男はまさに人生の岐路を学校の宿題で迎えました。
彼は中学三年生の時、夏休みの宿題の為に地学標本の最終をしている最中にシダの化石を見つけました。
これは非常に貴重な物でしたが、専門的すぎて学校の先生など藤岡少年の身の回りではよく判りませんでした。
最終的に化石は専門家である大石三郎の手に渡ります。
大石三郎と藤岡一男はやり取りをしながら、新たな標本を集めて、やがて研究結果をまとめ上げました。
彼はこのやり取りを通して植物化石の研究に深い興味を抱き、大学では大石三郎に師事し、自身も植物化石研究の第一人者として活躍しました。
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