TOPコラムコラム・岡山の事件簿>21.旧厚生小学校・同盟休校事件

教室

『旧厚生小学校・同盟休校事件』

事の発端

 1930年、現在の美咲町にあった厚生小学校で児童が同盟休校(何かに抗議するために、集団で授業をボイコットする事)を行いました。

 事の発端は教室での席順でした。
 被差別部落の子供たちが隔離された同じ列に並ばされたのです。
 名目上は伝染病予防のためと言われていたそうですが、明らかに被差別部落の子供たちへ対する差別行為でした。

 子供たちはこの事に抗議して、登校を拒否したのです。

事件の推移

 この事件を知った部落解放同盟の前身、全国水平社は大規模な抗議活動に出ました。
 しかし岡山県側はすぐには受け入れず、水平社の活動家は検挙されるなど弾圧を受けました。

 妨害もありましたが、抗議運動は徐々に拡大していき、更には別の地域の子供たちも同盟休校に賛同するようになるなどした結果、岡山県は最終的に非を認めるに至りました。

 同盟休校に参加していた児童たちへの処遇も含め、様々な条件を飲んだ上での謝罪でした。

 その後

 厚生小学校は2006年に【美咲中央小学校】へ統合される事となり、廃校になりました。
 建物は改築され、美咲町立中央図書館として使用されています。

 学校は失われても、起こった事件だけは色あせずに語り継いでいきたいですね。

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画像:教室
写真提供:イラストAC


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