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田井八幡宮・拝殿

田井八幡宮・社殿

 この神社が田井八幡宮様です。
 ご神徳は八幡様の護国などへ加えて、『厄除け』があり、神社には厄年になる方の年齢の一覧表が立てかけてありました。

 写真には入っていませんが、向かって右側には社務所があり、すぐ近くにある神主さんのご自宅とインターホンで繋がるようになっています。
 お守りなども常時販売されているようです。
 僕が訪れたのはちょうどお昼ごろだったので、他の人はおられませんでしたが、普段から良く賑わっている神社なのだろうと感じました。

狛犬 境内には境内社や戦没者の慰霊碑などがありますが、一際目を引いたのは、左の写真の狛犬でした。
 色合いからすると、備前焼のようです。

 拝殿の奥にある本殿の両側へ配置されているので、上の写真から奥へ入っていく必要があります。
 幣殿(拝殿と本殿を繋ぐ場所で、神様に捧げ物を市たるする場所)のすぐ真下を潜り抜けて通れるようになっていて、ちょっと面白かったです♪

 写真の狛犬は向かって左側におり、手足の長い精悍な様子がとても素敵です。

 かつて由加山と金毘羅の両参りの際に参道の入り口として賑わった田の口港にも、備前焼の狛犬がありました。
 そちらの狛犬も前脚に補修の後がありましたが、焼き物で狛犬を作ると、強度的に少し弱くなってしまうのでしょうか。

■ 本殿、拝殿、幣殿とは
 ところで…。田井八幡宮の建物は、神社の建物を説明するのに判り易かったので、ちょっとお勉強してみようと思います♪
手前から拝殿、幣殿、本殿
 この写真の右側は上の写真にも有る大きな建物で『拝殿』です。
 参列された方が拝む為の場所なので、多数の人が入ることを想定した大き目の建物です。

 そして奥側にあるのが『本殿』です。
 大抵の神社では、奥側に隠れている小さな建物ですが、実は神社においては非常に重要な建物です。
 ここにあるのはご神体で、言ってしまえば神様の為のスペースです。
 その為、多くの人が入る為の場所である拝殿のように大きく作る必要はありません。

 本殿と拝殿を繋ぐように作られている渡り廊下のようなスペースが『幣殿』です。
 ここは本殿へおられる神様へ捧げ物をする為の場所です。
 捧げ物の事を『幣帛』といい、布やお酒などを奉納する為の場所です。
 田井八幡宮はこの幣殿の下が通り抜けられるようになっています。

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写真:上『拝殿』
    中『備前焼の狛犬』
    下『拝殿、幣殿、本殿』
撮影:岡山の街角から


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