備中福山城跡を歩く8:城の遺構2
■ 井戸の跡
そして次は草むらです。
暑さがそろそろ緩んできた時期ですが、野草は生き生きとしていますね。
…じゃなくて、ここは井戸の跡です。
写真でも、実物でも余り井戸のように見えませんが、そのように看板があるので、そうなのです。
現在では水質の基準などの問題もあるのかもしれませんが、こういう城址などの井戸水が飲めるようになっていたらいいのになぁなんて思います。
お殿様や時代劇の英雄たちと同じ水が飲めるなんてロマンティックじゃないですか?
山登りに来られた方にも好評なんじゃないかなーなんて思ったりして…。
総社市長、ご検討下さいまし♪
■ 福山寺・お堂跡
そして次も草むらです。
こちらの場所は井戸の跡よりも日当たりが良い為か、少し伸びやかに見えますね。
…しつこい?
ここは備中福山城の前身となる福山寺のお堂があった場所です。
1335年に荘 兼祐さんという方が、このお寺があった場所を利用して、三つの段からなる福山城を築城しました。
1336年に落城して以降は、この地で新たに城を作った記録は無いようですので、お城のあった遺構は少ないようにも思えますが、700年近く経過していて、これだけでも遺構が残っているのは凄いことなのかもしれませんね。
今回、写真で紹介した以外にも空堀や神社跡の狛犬が残されていたりするので、興味がある方は是非お越し下さい。
さて、次は遺構ではありませんが城址から見える風景をご紹介します。
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写真撮影:岡山の街角から
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