『椅子がない!!』
岡山初の大規模な洋式の宴会
岡山県で初めて催された大規模な洋式のパーティは、1879年に催された岡山県の県庁舎の完成を祝して行われた祝賀会だと言われています。
神戸からシェフを招き、本格的な洋食が提供されました。
少し話が脱線しますが、この時の県庁は岡山市北区の天神山文化プラザの場所に建てられました。
現在でも天神山文化プラザの駐車場の入口付近に、県庁跡を示す記念碑が作られています。
この時の建物は1945年に戦争の為に焼失しました。
椅子がない!!
さてパーティがいざ始まろうという時に、大問題が発生しました。
人数分の料理、テーブルが揃って…、なんと椅子がなかったのです。
これは当時の日本人の文化に、食事と椅子を結びつける発想が無かった為に起きたミスでした。
食事といえば机を囲んで畳に座って食べるのが当たり前だったのです。
いきなり日本初の洋式パーティが立食パーティになるのか!?というと、実はそれはギリギリで回避されています。
近所の家の庭から陶磁器の椅子を借りてきて、どうにか対応したのです。
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画像:『テーブル』
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