7.穴場稲荷・社殿
拝殿
鳥居をくぐり抜けて右側を見ると、普通の住宅のような建物が見えてきます。
これが拝殿です。
詳しくは後述しますが、この場所には鈴などはありません。
見た目には普通の建物ですが、裏側からは通路が伸びて本殿へ繋がっており、この建物が拝殿であろう事が判ります。
ところで入り口のそばにある、ゲタ箱でこんなものを発見。
…ガスの検針票。
神様でも現在社会で暮らすなら、やっぱりガスは必要なんだ!!
しかし、数か月分はありそうな雰囲気です。管理はされていますが、普段は人が詰めているというわけではないのでしょう。
ガス会社の人も、石で押さえておくなんて、なかなか風雅な方法です。
ちょっとホッコリとした気持ちになりながら、本殿を目指そうと振り返った瞬間……!!
(……続く。)
色々な鳥居
何じゃこりゃぁ!!
何か立てかけて置いてあると思ったら、鳥居の額でした。
鳥居の額というと、余り馴染みのない言葉かもしれませんが、鳥居の上の中央部にあるもので、神社の名前が記されている部分の事です。
何でこんなものが、こんな場所に…。
落ちていたのを、参拝に来られた方が拾って、とりあえずここに置いて帰ったとかそういう感じでしょうか。
神社の名前が書いてあるだけの額ですが、不意にこんな所に置いてあると、妙に迫力を感じてしまいます。
ちなみに書いてある『正一位』とは神様の位の事で、稲荷神の正一位は最高位になります。
さすが日本全土に広がる稲荷神ネットワークですね。
次のページからは本殿を目指して進みます。拝殿から直接本殿へ行く事は出来ないので、いったん戻って、階段を上りなおして進みます。
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写真:上・拝殿、中・ガスの伝票、下・額
写真撮影:岡山の街角から
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