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社殿

2.穴場神社について

穴場神社について


 参道を進んでいくと、写真のような社殿があります。

 主祭神は磐長(イワナガ)姫です。
 長命のご利益のある神様で、同じく倉敷市内にある『木華佐久耶比咩神社』の祭神である木花咲耶姫のお姉さんです。

 この姉妹には人の寿命が短くなった原因とされる神話が残されています。
 姉妹はニニギという神の元へ二人揃って嫁に出されますが、美しい容姿を持つ妹と対照的に、磐長姫は余り美しい姿でありません。
 そこでニニギは彼女とは結婚せず、妹の木花咲耶姫とのみ結婚しました。

 二人の親である大山祇神は、二人の娘を嫁に出すに当たり、木花咲耶姫には花が咲き誇るような繁栄を、磐長姫には長い年月を耐える岩のように長い寿命をとの思いを込めていました。
 しかし磐長姫を選ばなかった為に、人の寿命は神話に登場する神々よりずっと短いものになったのだそうです。

堅牢地神社


 穴場神社には大地を司る神である堅牢地神も祀られています。
 周辺の土地は干拓によって生み出されたもので、その頃から地域住民の守り神として信仰を集めていたそうです。

 地域の安全、繁栄のほか五穀豊穣などのご利益がある神様です。

 余談ですが、磐長姫も堅牢地神も女神様です。
 この余り広いとはいえない敷地に、神とは言えど女性が二人
 時には白熱のバトルが繰り広げられたりすることは無いのだろうか…と、余計な邪推をしてみたりしました。


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目 次

写真:穴場神社の社殿
写真撮影:岡山の街角から


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