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地名の由来:蕃山

2つの蕃山地名

 備前市にある蕃山は山々に囲まれた自然豊かな地域です。
 この蕃山という地名を見ると、岡山市街地に同じ地名がある事に思い当たる方もいるのではないでしょうか?

 それが岡山市北区蕃山町です。
 読み方は備前の方がシゲヤマ、岡山市の方がバンザンと異なります。

 蕃山町と蕃山は遠く離れているものの、実は同じ理由で付けられた地名です。


地名の由来

 2つの地名はそれぞれの場所が、江戸時代の陽明学者として岡山藩の初期の藩政を支えた立役者でもある『熊沢蕃山』が住居を構えていた場所であることに由来します。

 陽明学に熱心だった岡山藩主・池田光政の元で様々な改革に取り組んだ人物です。
 岡山藩藩学や閑谷学校の前身となる花畠会の基礎を作ったのも熊沢蕃山で、教育県岡山の祖といっても過言ではないかもしれません。

 しかし斬新なアイディアが昔からの家臣と対立したことや、そもそも陽明学が幕府が推進していた朱子学と対立するものだった事から、やがて熊沢蕃山さんは岡山藩を去る事になってしまいます。

 岡山市北区蕃山町は、岡山城にて藩の仕事に取り組んでいた際に住居を構えていた場所で、備前市蕃山は岡山城を去り、隠居した際に住居を構えた場所で、元々は寺口村と呼ばれていた地域でした。


蕃山のその後

 尚、熊沢蕃山は備前市蕃山の地でそのまま余生を過ごした訳ではありません。
 蕃山さんの唱える陽明学の考えを嫌った藩や幕府の監視下に置かれ、各地を転々とする生活を送っていたそうです。

 しかしその考えなどを著作としてまとめるなどしており、その考えに影響を受けた歴史上の人物も少なくなく、倒幕にも大きな影響を与えたと言われています。



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写真:蕃山周辺
写真提供:Googleマップ

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