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地名の由来:西大寺
地名の由来
岡山市東区西大寺地は同地区にある寺院の西大寺が地名の由来です。
日本三大奇祭に数えられる事もある会陽で知られる寺院です。
西大寺にはサイのマスコットキャラクターがあります。
実はサイと西大寺には大きな関係があるのです。
西大寺とサイの伝説地名の由来
話は奈良時代に遡ります。
安隆上人という僧侶が、夢で備前金岡庄の観音堂を修築するようにというお告げを受けますいた。
そこで瀬戸内海を進んでいると、上人の目の前に竜神が現れ、サイの角を授けました。
普通なら「なんじゃこりゃ」で終わってしまうところですが、信心深い安隆上人はそのサイの角を大事に持ち、自ら寺を建てる際に地面に埋めました。
その事からサイ(犀)の角を戴いた寺、転じて犀戴寺(サイダイジ)となり、漢字が変化して西大寺になりました。
角を貰った場所
上人がサイの角を受け取った場所は記録に残されています。
それが大槌島と小槌島(香川県)の間にある海域で、『槌の門』と呼ばれる潮の流れが急になっている場所です。
伝説ではこの場所へ竜神の住む竜宮があるといわれています。