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地名の由来:西窪田、東窪田
地名の由来
赤磐市赤坂町を流れる砂川を挟んで西窪田、東窪田の対の地名があります。
現在のように治水が進んでいなかった時代に川が氾濫する事があり、流水によって窪地が生じた事が地名の由来ではないかと考えられています。
元々は南に位置する仁保村(現在の仁保上、仁保下)に属する窪田の地名でしたが、江戸時代に分離した際に現在のような西窪田、東窪田に分かれたようです。
岡山の鳥取地名
西窪田と東窪田は他の村々と併せて鳥取上村という村を形成していた時期があります。
和名抄に鳥取郷が見られ、それが三つに分離したのであろう鳥取上村、鳥取中村、鳥取下村の三つの村が存在していました。
鳥取の地名と言えば鳥取県というイメージが強いと思いますが、その由来は鳥を獲って朝廷へ献上する役割を担わせた部民、鳥取部(鳥飼部)が置かれた事です。
これは主に白鳥を獲る事を目的としており、鳥取県以外にも白鳥がよく飛来する土地に置かれていたものです。
なので岡山のように既に使われなくなった地名や余り見る機会がない小字なども含めると、意外と鳥取の地名は各地で見られるものです。
ちなみに岡山県の鳥取地名である鳥取上村は1953年に合併で赤坂町が発足するまで存在しており、鳥取を冠した三つの村の中では最も最近まで存続していたことになります。