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地名の由来:玉島柏島
地名の由来
柏島は名前の通りかつては海に浮かぶ島でした。
江戸時代に干拓が行われ陸続きになりました。
柏島の地名は、柏の木が多く茂っていた事に由 来します。
異説として本覚寺に霊木として知られる柏があった事に由来するとする説も知られています。
本覚寺の本尊の十一面観音像は、枯れた霊木の柏を使用して彫られたものです。
周辺の古い地名に柏崎があります。
これはそれぞれ独立した村だった柏島と勇崎が合併し、それぞれから一字ずつとって生まれた合成地名です。
歴史
柏島は源平合戦の際に舞台となった場所の一つです。
一般に水島の戦い、水島合戦などと呼ばれる戦いの際に、柏島を平氏が、乙島を源氏が、それぞれ陣営にした戦ったのだそうです。
今は陸続きとなっている二つの地域が、水島灘に浮かぶ島だった頃の出来事です。
今となっては海上戦の面影はありませんが、水玉ブリッジラインの玉島大橋は当時の戦の舞台に架かる橋という事から、源平大橋という別名を持っています。
島、島…
柏島の住所表記は、倉敷市玉島柏島。
島が並んでややこしい地名です。
倉敷市になる以前は、玉島市柏島でした。
玉島市が倉敷市と合併する際に、玉島の地名を住所に残す為に玉島柏島という地名に変更されたのです。
島だらけで目がチカチカしてきました。