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地名の由来:栃木
栃木の地名の由来
栃木県の地名は、文字通り栃の木が多い事に由来します。
栃の木は高級木材として知られています。
昔は食料としても用いられていました。
下の写真が実際の栃の木です。
ちなみに岡山県(広島県の一部含む)一帯の旧称である吉備国も、キビの収穫量が多かった事に由来すると言われています。
この他にも、栃木市にある妙神宮の屋根に2組の千木と8本の鰹木がある事から、十千木(とちおぎ)と呼ぶようになったという説があります。
栃木県と県庁所在地
栃木県は廃藩置県後にかなりの数が誕生した府県の整理の中で誕生しました。
現在の県域は、栃木県と宇都宮県が合併した後に、一部が群馬県へ編入する事で出来上がりました。
当時の県庁所在地は、現在の栃木市にありました。
栃木県と宇都宮県が合併した後も、まだ栃木市が県庁所在地でした。
宇都宮市が県庁所在地になったのは栃木県と宇都宮県とが合併してから、10年以上も経った1884年のことでした。
県域の中央に近い宇都宮の方が便利が良い等の理由も考えられますが、他説として当時の県知事に当たる三島県令が、自由民権運動の拠点だった栃木を置くことを嫌い、宇都宮に移したとも言われています。