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地名の由来:沖縄
沖縄の地名の由来
沖縄県の地名の由来には幾つかの説があります。
有名なところでは、沖合い(おき)の漁場(なは)が知られています。
またなはが単に場所を意味する言葉として、沖縄を沖にある場所と表現したという説もあります。
このなはという言葉は、那覇市と同じ言葉であるとも考えられています。
琉球の由来は?
沖縄といえば琉球王国です。
どちらの地名もかなり古くから用いられており、沖縄は8世紀後半頃から、琉球は7世紀中頃に、それぞれ文書に名前が登場しています。
琉球の由来にも諸説があります。
まず一つが蛟(みずち)に由来するという説です。
蛟は水神ともされる伝説の生き物で、龍や蛇のような姿をしています。
島の形が蛟に似ていることから、琉蛟(中国風の読み方で、りうこう)となり、それが琉球へと変化していったのではないかとする説です。
他にも優れた漁場であることから魚(うお)の国と呼ばれていたのが、中国人が聞き取った際にリュウキュウとなり、現在の漢字が当てられたという説もあります。
どちらの説でも琉球というのは中国由来の地名だと考えられています。
現在の廃藩置県の際に琉球県も候補にありました。
それが最終的に沖縄が選ばれたのは、中国由来の地名を県にすることを嫌った為ではないかと考えられています。